こんにちは、離乳食・幼児食コーディネーターのゆきです。
赤ちゃんが5,6ヵ月頃になると、離乳食が始まります。「どんな反応をするかな」「上手に食べられるかな」と、大人もドキドキしますよね。
もりもり食べてくれればいいのですが、吐き出してしまう、食べてくれない、等苦戦することも。スタートで上手くいかないとなると、一気に不安になってしまいますよね。
そこで今回は、離乳食初期(5~6ヵ月)にオススメのレシピをご紹介します。離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにも、食べやすいものを選びました。
ぜひ最後まで読んで、作りやすいものから試してみてくださいね。
※ 離乳食を食べない原因と解決法についての記事はコチラ→
オススメのおかゆレシピ
10倍がゆ
離乳食は、消化がよく食物アレルギーの心配が少ない、10倍がゆ(一番最初は10倍がゆをすりつぶしたもの)からスタートします。
作る方法は、炊いたご飯から作る、レンジで作る…といくつかありますが、お米の甘みが強く出て美味しく感じられるのは「お米から炊く」方法です。…今、「え?お米から作るの??」と思いませんでしたか?わかります…私も思いました。他の方法と比べると難しそうだし、めんどくさそうですよね。
確かに、1番時間はかかります。でも、吹きこぼれない火加減にしておけば、そのまま火にかけておくだけでできるので、思ったより簡単。むしろ私は、電子レンジで作ると、必ずと言っていいほど吹きこぼしてしまい失敗していたので、鍋の方が作りやすかったです(電子レンジで吹きこぼすと、庫内の掃除が大変なんですよね…涙)。そして確かに、お米から作ったおかゆの方が、息子も娘もよく食べました。
おかゆを食べないとお悩みの方は、一度試してみてください。
【材料】
・米 大さじ2
・水 300ミリリットル
【作り方】
1.お米を洗ってざるにあげて水を切る。
鍋に、お米と分量の水を入れ、30分ほど水に浸してから、蓋をして強火にかける。
2.沸騰したら、表面が煮立たない程度の弱火に。
鍋蓋をずらして少し開けておき、40~50分煮る。
3.お米がじゅんぶん柔らかくなったら、火を止める。
そのまま蓋をして、15~20分蒸らしたら完成!
ミルクがゆ
ミルクを飲んでいる赤ちゃんにオススメ。飲み慣れているミルクの味で、おかゆへの抵抗感が薄れます。
【材料】
・育児用ミルク 5g
・10倍がゆ 30g
【作り方】
1.10倍がゆを作り、出来上がる直前に育児用ミルクを入れて、ひと煮立ちさせる。
かぼちゃがゆ
離乳食初期は食べられる食材がまだ少ないので、メニューがマンネリしがち。そういう時はいくつかの食材を組み合わせて、変化をつけてみるのもオススメです。
かぼちゃは、やさしい甘みがあるので、赤ちゃんが好む野菜です。かぼちゃと混ぜることによって、おかゆが食べやすくなります。
【材料】
・かぼちゃ 小さじ1(5g程度)
・10倍がゆ 30g
【作り方】
1.かぼちゃはよく洗い、ワタと種を取る。
2.かぼちゃを一口大に切り、鍋に並べる。
ひたひたの水を入れて、強火にかける。沸騰したら弱火にし、沸騰しないくらいの火加減で、柔らかくなるまで茹でる。柔らかくなったら、お皿やざるに上げて冷ます。
(電子レンジでもできます!)
耐熱容器に入れ、水大さじ2を加え、ふんわりとラップをする。600Wで、約4分加熱。
3.粗熱が取れたら、皮をむく。
4.3を裏ごしし、10倍がゆと混ぜる。
ほうれん草バナナがゆ
ビタミンをしっかりとれるほうれん草に、バナナの甘みをプラス。バナナは、甘みが強く、好きな赤ちゃんが多い食材です。
※ バナナはアレルギーが出る場合があるので、アレルギーが出ないことを確認してから作ってください。
【材料】
・ほうれん草(葉先) 10g
・バナナ 15g
・10倍がゆ 30g
【作り方】
1.ほうれん草のやわらかい葉先を3~4分茹で、冷水にとりアクを抜く。
水気をしぼって細かく刻んでから、なめらかになるまですり鉢でする。
2.バナナは電子レンジ(600W)で20秒加熱してから、なめらかになるまですりつぶす。
3.温かいおかゆに2を混ぜ、さらに1を混ぜる。
おかゆ以外のオススメレシピ
かぶの裏ごし
クセがなく、やわらかくゆで上がるかぶは食べやすく、離乳食にぴったりの食材です。
【材料】
・かぶ 10g(1/8個)
・お湯 適量
【作り方】
1.かぶは、1cm角に切る。
2.鍋に、かぶとかぶがかぶるくらいの水を入れる。
中火にかけ、沸騰してから8~10分ゆでる。
3.熱いうちに裏ごしし、なめらかになるまで少量の湯を加えて混ぜる。
とうふのすりつぶし
植物性のたんぱく質が含まれているとうふは、消化吸収がよく、クセがない味で食べやすい食材です。
※ 大豆も食物アレルギーを引き起こす可能性があるので、少量から与えます。
【材料】
・絹ごしどうふ 10g
・お湯 適量
【作り方】
1.たっぷりのお湯に入れ、5分ほどゆでる。
2.とうふをお湯から上げ、すぐにすり鉢ですりつぶす。なめらかになるように、少量のお湯を加えて、混ぜる。
やわらかりんごと人参
すりおろしたりんごと人参は食べやすい上、ビタミンもたっぷり。電子レンジで調理できるので、簡単にできますよ。
※ リンゴはアレルギーが出る場合があるので少量から与え、アレルギーが出ないことを確認してから使ってください。
【材料】
・りんご 15g
・人参 15g
・水 少々
【作り方】
1.りんごと人参をすりおろす。
2.1と少量の水を耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で1分加熱する。
まとめ
いかがでしたか?
大人でも甘みを好む人が多いように、赤ちゃんも甘みがある食材は食べやすいです。甘みを加えることで食べやすくなり、食べる経験をしっかり積むことで、離乳食が軌道に乗ってきますよ。
私の息子もかぼちゃやさつまいもが好きで、単独では苦手な食材(ぼうれん草など)も、混ぜることで食べていました。甘みに慣れさせて大丈夫?混ぜないと食べなくなるのでは?と心配になる方もいるかもしれませんが、少しずつ量を調節していくと大丈夫。私の息子の場合も、段々とかぼちゃの量を減らしていくことで味や食べることに慣れ、最終的には混ぜなくても食べられるようになりました。
スタートしたばかりの離乳食初期は、ほとんどの栄養を母乳やミルクからとっているので、食べる量や離乳食の栄養は、あまり気にしなくていいです。この時期に楽しく食べる経験をすることが、離乳食中期・後期・完了期へとつながってきます。
ぜひ赤ちゃんが食べやすい食材を取り入れて、離乳食の時間を楽しんでくださいね。
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