こんにちは!
離乳食・幼児食コーディネーターのゆきです。
今回は、
「赤ちゃんにおやつは必要?」
「何をあげたらいい?」
とお悩みのあなたのために、
赤ちゃんにおやつを与えるときの注意点や
おすすめのおやつについて、お話しします。
「おやつ」と聞くと、
どんなものを想像しますか?
クッキー、チョコレート等…
甘いものを思い浮かべる方が多いですよね。
大人にとっての「おやつ」は、
楽しみや息抜きの意味合いが大きいもの。
日々の楽しみにしている方も、
いらっしゃると思います。
しかし、
赤ちゃんにとっての「おやつ」を考えるとき、
大事なのは
「おやつ=甘いもの」ではないということ。
「第4の食事」とも位置付けられるものなんです!
「おやつ」が食事??
…なんだか不思議な感じがしますね。
私も「おやつ」と聞くと、
甘いもの・お菓子というイメージが強かったので、
「それは違いますよ」と聞き
「何をあげたらいいんだろ…?」と困惑。
他にも
「どのくらい食べさせる?」
「いつからあげていい?」
「市販のものじゃダメ?」と
わからないことだらけでした。
そこで調べてみると、
「え?これがおやつ??」
と思うようなものばかり。
大人のイメージとは違っていて
「第4の食事」という呼び方がぴったり!
と思いました。
この記事では、
そんな子どもにとっての「おやつ」の選び方や量、
与えるときの注意点について
ご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで、
「おやつ」の時間を
充実したものにしてくださいね♪
離乳食期・幼児食期の「おやつ」とは?
幼い子どもの胃はまだ小さく、
消化機能も発達の途中。
3回の食事では、
必要な栄養を
とり切れない場合がほとんどです。
これを補うのが、
子どもたちにとっての「おやつ」。
3回の食事でとれなかった
乳製品、野菜、果物などを選んで、
与えるようにします。
楽しみとして
市販のおやつを与えるのはいいですが、
おやつ=お菓子ではないということを忘れずに。
いつから与える?
1才ごろがスタートの目安。
はいはいやあんよで動くようになり、
たくさんのエネルギーや
栄養が必要になるからです。
それより前の時期は、
エネルギー量を考えると
あげなくても大丈夫。
与える場合は、
カミカミ期(9~11ヵ月)から「プレおやつ」として
赤ちゃん用ビスケットやせんべい、
果物などを少量、
たまにあげる程度であればOKです。
おやつの与え方は?
回数は、
午前・午後の2回までとしましょう。
子どもは食べて
2~3時間でお腹が空くことが多いので、
午前10時ごろと午後3時ごろがいいですね。
朝寝坊したり
お昼寝の時間と重なったりした場合は、
無理して与えず、1回でOKです。
私の場合は
「今日はご飯をしっかり食べたなぁ」という日は、
おやつを与えないときもありました。
絶対に与えないと!と堅く考えすぎず、
様子を見ながら調節してくださいね。
食事までの間隔が短い午前は、
果物など軽めのものを。
夕食までの間隔が空く午後は、
ご飯や芋類など、
エネルギー源になるものを取り入れましょう。
いつも同じ時間におやつを与えていると、
午前はおやつ→遊び→お昼ごはん、
午後はお昼寝→おやつ→散歩…
というように、
自然と生活リズムが整っていきますよ。
年代別 おすすめおやつ
1才前半
食事にムラがあり、
ご飯をしっかり食べられないことがある時期なので、
栄養補給できるものを。
バナナや野菜スティックなど、
普段からよく口にしている
食べ慣れたものがおすすめ。
簡単に準備できるものでOKです。
1才半~2才代
運動量が増えるので、
腹持ちがいいものがおすすめ。
蒸かしたいもやパン、小さめのおにぎりなどで
100kcal程度になるようにしましょう。
干し芋など、かむ練習ができるものもいいですね。
3才代
おやつは、1日1回が目安に。
さらに運動量が増えるので、
お腹が空くようになります。
食事に影響がない範囲で(150kcal程度)、
おにぎりやホットケーキなど
軽食を与えましょう。
おやつを与えるときの注意点
食事に響かないよう、時間と量を守る
おやつを食べたせいで
食事が食べられなくなってしまっては、本末転倒。
食事の時間にはお腹が空くよう、
時間と量を調節しましょう。
また、おやつとなるとよく聞くのが
「もっとちょうだい!」
とおねだりされてしまうこと。
ご機嫌をとるために
際限なく食べさせてしまうと、
虫歯になるリスクも高まりますし、
肝心の食事の時間に
お腹が空かなくなってしまいます。
時には、毅然とした態度も必要。
最初に量を決めて食べさせるようにし、
ダラダラ食べにならないよう気を付けましょう。
水分は甘くないものを
清涼飲料水や乳酸飲料は糖分が多く、
おやつと一緒に飲むと
カロリー過多になってしまう可能性が。
おやつに合わせる飲み物は、
麦茶か白湯(水でも)、
おやつの内容によっては牛乳にしましょう。
市販品を買うときは
なるべく
「赤ちゃん用」に作られているものを選びましょう。
アレルギー反応を起こす原材料や、
人工甘味料などの
添加物が使われていることもあるので、
材料チェックも忘れずに。
大人用のお菓子は、
糖分や塩分、油脂が多く、高カロリー。
添加物も多いので、
赤ちゃんが食べるには、適しません。
大人が食べていると
欲しがることがあるかもしれませんが、
つい大人用のお菓子を
あげてしまうことがないようにしましょう。
おやつは「補食」。栄養になるものを!
1日に食べられる量が限られている
小さな子ども達にとって
「おやつ」は、
成長に必要な栄養をとる貴重なチャンス。
3回の食事で食べたものとの
バランスを考えながら、
上手に活用していきたいですね。
栄養を…と思うと、
難しく感じられるかもしれませんが、
果物を切ったりご飯の残りをおにぎりにしたり、
簡単に準備できるもので十分。
ご飯に
青のりやかつお節、
しらす干しを混ぜるなどすれば、
しっかり栄養がとれる、立派なおやつになります。
私はよく、ご飯を炊くときに、
かぼちゃやさつまいもを一緒に入れて炊いたり
(蒸かしかぼちゃ、蒸かしいもになります)、
サラダを作るときに
野菜を多めに切ったりして準備しています。
お手伝いができるようになってからは、
一緒に果物を切ったり
蒸しパンを作ったりすることも。
自分で作ったものだと
よりおいしく、楽しく食べられるようで、
おすすめです。
お菓子や甘いものでなくても、
おやつの時間は子どもたちにとって嬉しいもの。
大人も一緒に、
ぜひ楽しい時間を過ごしてくださいね。
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