離乳食を食べない!時期別の原因と解決法をご紹介!

未分類

こんにちは、離乳食・幼児食コーディネーターのゆきです。

今回は、赤ちゃんが離乳食を食べてくれないとお悩みのあなたのために、その原因と解決法をお話していきます。

赤ちゃんが生後5~6ヵ月になると始まる、離乳食。本やインターネット等で進め方を調べながら、丁寧に取り組んでいる方も多いですよね。進んで食べてくれたら嬉しいのですが、思うように食べてくれない日もあるでしょう。頑張って作ったのに!とついイライラしてしまった、泣きそうなくらい落ち込んだ、という経験がある方も、少なくないはずです。

実は、離乳食を経験したママを対象にした、離乳食で困ったことアンケートでは(平成27年度乳幼児栄養調査)、「食べる量が少ない」21.8%、「食べるのを嫌がる」15.9%という結果が。離乳食を食べないことで悩んでいるママは、とても多いんです。

私の息子も9ヶ月頃、昨日まで食べていたのに、急に口を開けなくなった時期がありました。「どうして食べないんだろう?」「私の調理の仕方がダメなのかな」と悩み、毎回の離乳食が苦痛に。でも、離乳食は続くので、精神的に辛かったです。

食べない時期は、その後1ヶ月ほど続きました。その間いろいろと試行錯誤して、相談会にも参加。「食欲には個人差があるから、そんなに悩まなくて大丈夫よ」と、よく声をかけてもらいました。

確かに、大人でもそうですよね。運動が好きな人もいれば、音楽が好きな人もいます。人の好みや個性は様々なので、もともと小食の子や食べたくない気持ちの日があっても、不思議ではありません。

しかし、こんなに食べなくて大丈夫?この先、ちゃんと大きくなっていける?と心配になるのが親心。私も、悩まなくていいと励ましてもらったものの、食べないままだったらどうしよう…ととても不安でした。やはり、しっかり食べてほしい、食べられるようになってほしいと思いますよね。

そこでこの記事では、赤ちゃんが離乳食を食べない原因と対処法をお伝えします。赤ちゃんの時期は特に、月齢1ヶ月の違いが大きな違いとなって現れるので、成長の段階を4つに分けました。

ぜひ最後まで読んで、できるところから取り入れてみてください。お子さんとの離乳食の時間が、楽しいものになりますように。

 

離乳食初期(5~6ヶ月頃)の主な原因とチェックポイント

はじめに意識してほしいのは「食べる量は気にせず、離乳食の時間を楽しむ」ということ。

離乳食がスタートして、たくさん食べて欲しい、と気合いが入りますよね。しかし、赤ちゃんがこれまで口にしていたのは母乳やミルク。初めてのものが口に入ってくるので、びっくりしたり戸惑ったりして、食べないことがあって当然です。この時期の原因としては、

・離乳食に慣れていなくて、味や食感、においが苦手

・スプーンの感触に慣れていない、戸惑っている 

・お腹が空いていない

等が挙げられます。

まずは「食べる練習をしている」「上手に食べられなくて当たり前」くらいの気持ちで取り組んでみてくださいね。

食べることって楽しい!

赤ちゃんに離乳食を食べさせるとき、どんな顔をしていますか?たくさん食べてほしい、目安量を食べさせないとと思うがあまり、怖い顔になっていませんか?

私も息子が口を開けなくなったとき、「食べてほしい!」という気持ちが強すぎて、鬼のような形相でスプーンを握っていました…。赤ちゃんの立場になって考えてみたら、イヤですよね。

大事なのは、赤ちゃんに「離乳食の時間って楽しいな」「ご飯が楽しみ」と感じてもらうこと。「食べることは生きること」と言われるように、食事は一生続きます。食事の時間が楽しみになれば、毎日3回楽しい時間がやってくるということです。それだけで、毎日が楽しくなりますよね。前向きな気持ちは、食べる意欲にもつながってきます。「これはおかゆだよ」「おいしいね」「上手にもぐもぐしてるね」等、笑顔で声をかけながら、ママも離乳食の時間を楽しむことを意識してみてください。

「完食」ではなく「感触」を大切に

目安量は、あくまでも目安。「完食」することよりも、食べ物の「感触」に慣れ、楽しく食べる経験を積むことが大切です。

機嫌がよく、食べさせやすい時間に

お腹が空いていないと食べませんが、お腹が空きすぎてもよくありません。

私も、お腹が空くのを待ちすぎたせいで、息子が激しく泣いてしまい、離乳食どころではなくなってしまったことがありました。

赤ちゃんの機嫌がよく、ママもゆったりとした気持ちで食べさせられる時間を選びましょう。

口の発達を見て

この時期の赤ちゃんは、舌を前後にしか動かすことができません。なので、食べ物を上手に運ぶことができず、口から出てきてしまうことがあります。

私の息子も、口に入れてもほとんど出てきてるよね?と思うくらいでした。食べたくないのかなと思いましたが、にこにこ嬉しそうにしていて、どんな気持ちなの?と思いました。

しかし、想像してみてください。赤ちゃんは舌を前後にしか動かせないのに、離乳食を喉の奥に運んでいるんです。すごいですよね!毎回の離乳食で練習して、舌の使い方が上手になると口から出てこなくなりますよ。

一度、離乳食から離れてみても

離乳食を食べるには、赤ちゃんの口や消化機能が十分に発達し、準備ができているとこが必要です。離乳食を嫌がるときは、もしかしたら、始めるのが早かったのかも。そういうときは、一度休憩してみるのも大丈夫。1~2週間母乳やミルクだけで過ごした後、再開してみてください。

離乳食中期(7~8ヶ月ごろ)の主な原因とチェックポイント

この時期の食べない原因としては、

・離乳食の形状がみじん切りになり、戸惑っている

・椅子に座ることに慣れていない

・まだ遊びたい

等が挙げられます。

一度、初期の頃の形状に戻してみる

それまで滑らかなものを食べていたので、形状の変化を受け入れられていない場合があります。一度初期の頃に食べていた、裏ごしに戻してみてください。裏ごしとみじん切りを混ぜて、少しずつ慣らしていってもOK。食べるようになったら、みじん切りの割合を増やしていくといいです。

また、赤ちゃんは、とろみがないと食べにくいです。水溶き片栗粉でとろみをつけると、食べるようになることがありますよ。

椅子に慣らすのも、少しずつ

この時期になると腰がしっかりすわってくるので、ハイチェアやローチェア等、赤ちゃん用の椅子を、新しく準備する方も多いですよね。しかし、椅子に座るのも人生で初めての経験。意識が椅子にいってしまい、離乳食に集中できないことがあります。最初は3分、次は5分…と少しずつ座る時間を長くして、慣らしてみましょう。

食べることに集中できる環境作りを

赤ちゃんは遊ぶことが大好き!おもちゃが見えてしまっていると、離乳食を食べることに集中できないことがあります。

・食べる前に、おもちゃは全て片づける

・食べるときに、おもちゃが見えないような配置にする

・食べる部屋と遊ぶ部屋を分ける

等して、お部屋の環境を整えてみましょう。

離乳食後期(9~11ヶ月ごろ)の主な原因とチェックポイント

この時期の食べない原因としては、

・同じメニューに飽きてしまっている

・運動不足

・睡眠不足

等が考えられます。

新しい食材で変化をプラス!

同じメニューや食材の固さが続いてしまうと、大人でも飽きますよね。それは、赤ちゃんも同じ。

私の息子が食べなくなった主な原因は、おそらくこれでした。さつまいもを出したときの食べっぷりがよかったので、気づけばさつまいもを毎食のように出してしまっていたんですね。好きなものでも、毎日出されたらイヤにもなりますね…反省です。

しばらくさつまいもはお休みして、まだ食べたことのないものに挑戦。味に変化をつけていきました。野菜は旬があるので、売り場に出ているものは食べたことあるものばかり、ということもあったので、その時にはベビーフードの力も借りました!なかなか気軽に準備できないものも、ベビーフードで手軽に取り入れることができました。

出汁でうまみをプラス!

出汁を加えて、変化をつけてみるのもオススメです。出汁の味は、赤ちゃんに覚えさせたいものの1つ。めんどくさい、手間がかかるイメージもありますが、最近はだしパックやベビーフードを利用することで、使いたい分だけ、手軽に準備することができます。

私はよく、だしパックを使っていました。出汁のパワーは強力で、加える量は少しでも美味しく感じられるようで、よく食べるようになりました。

離乳食完了期(1歳ごろ)の原因と解決のためのチェックポイント

この時期の食べない原因として考えられるのは、

・自我の芽生え

・集中できていない

等です。

手づかみメニューを取り入れてみる

「自分で食べたい」「スプーンを使ってみたい」等、自我が芽生えてきて、欲求を表現するようになる時期。成長している証拠で嬉しいことなのですが、ご飯がスムーズに進まないのは悩ましいですよね。そんな時にオススメなのが、おやきやおにぎり等の手づかみメニュー。手で持つので食べやすく、自分で食べた!という満足感も感じられますよ。

集中できていないときは、途中で切り上げても

この時期の食事時間の目安は、20~30分。たくさん残っていたとしても、食事に集中できていないようであれば、早めに切り上げても大丈夫です。少ししか食べていないのにいいのかな、と悪いような気持ちになりますが、そこでお腹が空けば、次のご飯をしっかり食べるようになります。食べなかったらお腹が空くんだな、と実感するのも、大事な人生勉強・経験と捉えましょう。

まとめ

いかがでしたか?

一言で「食べない」と言っても、その理由は様々。発達段階によるものもあるし、赤ちゃんの個性・好みによるものもあります。どうしても、「食べて欲しい!」と思ってしまうので、食べてくれないときは悲しくなったり、時にはイラっとしてしまうこともありますが…離乳食は、赤ちゃんにとって初めて経験するものばかり。上手くいかないことがあって、普通なんです。「口に入れただけでもすごいよね~」「一口、ごっくんできた!」と、少しでもできるようになったことをみつけ、前向きな気持ちで取り組むことが大切です。

焦らず慌てず周りの子と比べ過ぎず、イライラしそうになったら深呼吸…本の通りにいかなくても、その子のペースで1歩でも、0.1歩でも進めたら、大進歩!ママも楽しむ気持ちを意識して、ぜひ肩の力を向いて進めてみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました