かまずに丸飲みしてしまう!その原因と解決するための調理の工夫

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こんにちは、離乳食・幼児食コーディネーターのゆきです。

今回は「赤ちゃんが上手にモグモグできない」「噛まずに丸飲みしてしまう」とお悩みの方のために、その原因と解決法についてお話ししていきます。

「食べ物をよくかんで食べる力」は、離乳食・幼児食期に身につけたい力の1つ。食べ物をよくかむことで、消化・吸収がされやすくなるだけでなく、

・脳が刺激される

・言葉の発達が促される

・肥満防止につながる…等

子どもの発達・成長に、あらゆる良い影響があります。

よくかんで食べる力は、食べる経験を積むことで、少しずつ育ってくるものであることに加え、大人になってからでは、身に付きにくいと言われています。さらに、まる飲みは食べ過ぎにつながってしまうことも。かまずに飲み込むことで、のどに詰まらせてしまう危険性もあるので、離乳食・幼児食期のうちに、しっかりよくかんで食べる経験をさせてあげたいですよね。

しかし、まだ舌を上手に動かせず、歯も発達途中の子どもたちにとって、かむことはとても大変で難しいもの。そのため、食材や調理法が子どもの発達に合っていないと、ベーッと吐き出してしまったり丸のみしたりします。かむことを促すためには、発達に合わせたサポートが必要です。

そこでこの記事では、かまずに食べてしまう原因や、かむ力を育てる調理の工夫についてご紹介します。普段料理をするときに少し工夫するだけで、簡単にかむ練習ができるメニューになるので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

きちんとかめてる?気になったら、ここをチェック!

子どもが食べている様子から、口の中でモグモグしているかどうかを見分けるのは、なかなか難しいもの。そこで、しっかりかんでいるかを見分けるときに大切なのが「ほっぺたの動き」。食べ方が気になったら、次の4つをチェックしてみましょう。

①モグモグしてから、ゴックンしてる?

ほっぺたがほとんど動かないうちに飲み込んでいる場合は、かまずに丸のみしてしまっています。

②口を閉じてる?

食べ物は、口を閉じなければモグモグすることができません。「食べるときは口を閉じてね」と声をかけましょう。

③奥歯のあたりで、モグモグしてる?

食べ物が口に入って、ほっぺたが2~3回程度でも動いていれば、奥歯でかもうとしている証拠。動いていない場合は、かまずに飲み込んでいる可能性があります。

④前歯だけで食べていない?

前歯は、食べ物をかみ切るのが役目です。前歯だけで食べていると、食べ物をすりつぶすことができないので、なかなか飲み込めなくなります。

かまずに食べてしまうのは、なぜ?

子どもが上手にかめるようになるには、歯の生え方やかむ力に合わせて食材を選んだり、調理方法を工夫することが大切です。

【丸のみしている場合】

・食材を小さく切りすぎている

・やわらかくしすぎている

【かめずにベーッと出してしまう場合】

・食材のサイズが大きい

・食材がかたくて、飲み込める状態にできない。

・繊維があって、かみ切れない

食材がやわらかすぎるのも、かたすぎるのもよくないんですね。

上記のような様子が見られたら、食材や調理法を見直してみましょう。

かむ力を育てる!調理の工夫

切り方を工夫!

食材には、加熱するとやわらかくなるものとそうでないものがあります。食材の特徴に合わせて、切り方を工夫してみましょう。

【加熱するとやわらかくなるもの】

・じゃがいもやにんじんなどの根菜

・葉もの野菜

・ほぐれやすい魚…等

➡ある程度、形のある大きさに切るとかみごたえがあって〇。

葉もの野菜はやわらかくなりますが、繊維があるので、そのままだと食べにくいことも。ゆでたあと、繊維に対して直角になるように刻むと、かみやすくなりますよ。

【加熱しても、かたさが残るもの】

・薄切り肉

・きのこ類

・えび…等

➡繊維を断つように切る、こまかく刻む

食材を工夫!

食材によって、かたさや弾力、歯ざわりなど、食感が異なります。1つの料理にいくつかの食材を使うことで、脳が歯触りや味の違いを感じ取ろうとして、自然にかむ回数が増えます。また、口に入れたときにいろいろな食感を感じることによって、食事を楽しむことにもつながります。

おやきやお好み焼きなどは、歯ごたえの違ういろいろな具材を入れることができ、一品で食べごたえがあるのでオススメです。

加熱時間を工夫!

かむ力を育てるために大切なことは、「子どもが無理しないでかめるかたさにすること」です。子どもはまだかむ力が未熟なので、かたすぎるものだとかむこと自体が嫌になってしまうことも。

大人用と子ども用を一緒に作るときには、子どもの分は少し長めに加熱するようにしましょう。大人用より先に加熱するか、一緒に加熱し始めて途中で大人用を取り出しておくと作りやすいです。

ただし、野菜類は加熱すればするほどやわらかくなりますが、肉や魚は加熱しすぎるとかたくなることがあるので、気を付けてくださいね。

味付けを工夫!

人間は、エネルギーにつながるうまみや甘みを感じると、よくかんでだ液をたくさん出し、栄養を吸収しようとします。ですが、調味料を多く使ったり、濃い味付けにしたりするのはNG。子どもの頃から濃い味に慣れてしまうと、食材の微妙な味を感じることができなくなってしまいます。

おすすめは、だしを利かせたり、野菜や肉、魚のうまみを利用する方法。だしの味を感じると、自然とかんで食べるようになります。

「だし」や「うまみ」と聞くと、難しいイメージがある人もいるかもしれませんが、普段の食事を作るときに、食材をプラスするだけで大丈夫。スープや煮込み料理を作るときに、白身魚や薄切り肉を食べやすい大きさに切って入れるだけで、うまみが加わり美味しくなりますよ。また、野菜も加熱すると、甘みが増して美味しい出汁も出ます。おすすめの代表選手は玉ねぎですが、他に長ネギやトマトも。難しく考えすぎず、冷蔵庫に残っている野菜でもOK!なので、ぜひたっぷりの野菜を使って作ってみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか。

かむ力は一生ものとなる、とても大切な力ですが、子どもたちだけではなかなか身に付けることができません。かたすぎず、やわらかすぎない食べ物で、かむ経験を積むことが必要です。

私も最初は、食材のやわらかさがつかめず、ベーッと吐き出されてしまうことがよくありましたが、加熱した食材を指でつぶしたり自分で食べたりしながら、子どもたちに合う食材のかたさを覚えていきました。

成長とともに食べられるかたさも変わってくるので「この前はこのかたさでちょうどよかったけれど、今日はやわらかすぎるみたい…」ということもありました。子どもの口の動きを見ながら、柔軟に対応することも意識するといいと思います。

食事の際もついバタバタしてしまいますが、私たちもよくかんで、一緒に楽しく食べる時間にできたらいいですね。

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