いろいろなことに興味を持ち始め、できることが増えていく1歳。まだ会話は難しいけれど、言葉を使ってコミュニケーションが取れるようになってくる時期です。
とにかく好奇心が旺盛で、読み聞かせをしようとしても、本に集中できなかったりどこかへ行ってしまったり…なんて経験をしている方も多いのではないでしょうか。しかし、興味を引かれれば、驚くほどの集中力を発揮する時期でもあります。1歳児は特に、興味を引く絵本選びが重要です。
そこで今回は、1歳児向けの絵本の選び方やオススメの絵本をご紹介!どんな本を選べばいいか迷っている方や、これから読み聞かせを始めようと思っている方は、ぜひ絵本選びの参考にしてみてください。
1歳児の絵本の選び方 ポイント!
同じ展開が繰り返されているもの
興味を持ったことを、何度も何度も繰り返すのが、楽しい時期。絵本も、同じ展開が繰り返されているとストーリーを把握しやすく、お気に入りになることが多いです。
絵と言葉を結び付けられるもの
1歳は、指差しができるようになる時期。お話の中に自分が知っているものが出てくると、指を差して喜ぶ姿が見られるようになります。ですので、子どもにとって身近な世界が描かれているものがオススメ。情報が多すぎると処理できなくなってしまうので、絵と言葉が対応させやすいことも大切。1ページに絵が1つというような、指差しをしやすいものがいいですね。
生活場面が描かれたもの
まねっこを始める時期でもあるので、食事や歯磨きなどの生活場面が出てくる絵本を楽しめるようになります。歯磨きやお風呂を嫌がっていた子どもが、絵本を読んだことで楽しく取り組むようになった等、手こずることが多い毎日の習慣も、絵本をきっかけに改善することがあります。困っている方は試してみる価値アリです。
1歳児にオススメの絵本 3選!
1歳児向けの絵本はたくさん出版されていますが、今回はその中から、実際に私が読んでみて好きだったものや息子が気に入っていたもの等、3冊の絵本をご紹介します。
がたんごとん
空っぽの汽車が、次々にお客さんを乗せていくお話。「がたんごとん」「のせてくださーい」という2つの言葉の繰り返しで展開していく、シンプルな内容です。汽車が乗せるのは、コップやスプーン、りんご、バナナ等身近なものばかり。息子の場合も、好きなものばかり登場するので、親しみやすかったようです。
読み終わったあとに「また読む!」とリクエストが多く、私も暗唱ができるくらい読み込みました。テンポの良さと話のわかりやすさが魅力の、読みやすい絵本です。
くだもの
いちごやりんご、バナナ等、身近な果物がたくさん登場する絵本。実物のような鮮やかな挿絵が子ども目線で描かれていて、本物の果物が目の前にあるかのような気持ちになります。息子はページをめくるたびに一緒に食べる真似をしたり、「ママ、どうぞ。」と食べさせてくれたり…好きな果物が出てくるページは、特に大喜び。指を差しながら何度も読んだ絵本です。
おいし~い
ページをめくると、かわいい赤ちゃんがいろいろなものを食べていきます。離乳食から、段々と食べられるものが増える1歳に、食べる楽しさやおいしさが伝わる1冊です。
息子も、ページをめくりながら赤ちゃんと一緒に「おいし~い!」と言って、楽しんでいました。また、食事の際に絵本に登場しているメニューが登場すると「おいし~いだね!」と言って、喜んで食べる姿も。かわいい挿絵に癒される、オススメの絵本です。
まとめ
今回は、数ある絵本の中から、特にオススメの絵本を3冊ご紹介しました。いかがだったでしょうか。
1歳になると興味や関心のあるものがはっきりしてくるので、お子さんの好きなものが登場するお話を選ぶと、より読み聞かせが楽しくなると思います。ぜひ親子で楽しめる1冊をみつけてみてくださいね。
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