「毎日の子どもごはん、できれば栄養もあって、ちゃんと食べてくれるものを用意したい…。」でも、忙しくて手が回らない日もありますよね。

そんな時には「さつまいも」がぴったり♪
甘くてやわらかく、子どもが食べやすいのはもちろん、栄養もたっぷりでおかずにもおやつにも使える秋の優秀食材です。
この記事では、子ども向けのおすすめさつまいもレシピを3つと、さつまいもが子どもごはんに向いている理由をわかりやすくまとめました。
今日から1品、子どもごはんにさつまいもを取り入れてみませんか?
子どもごはんにさつまいもがおすすめな理由とは?

子どもが食べやすく、毎日の食事に取り入れやすい食材を探している方にとって、さつまいもは注目の存在です。
ここでは、子どもごはんにさつまいもをおすすめする理由を解説します。
子どもが食べやすいさつまいもの甘さと食感
さつまいもは、自然な甘みがあり、子どもの味覚にとってなじみやすい食材です。特に薄味が大切な離乳食期・幼児食期の子ども達には、強い味付けをしなくても「おいしい」と感じやすくなります。
また、加熱するとやわらかくホクホクになり、噛む力がまだ発達途中の子どもでも無理なく食べられる点も嬉しいですね。

調理の仕方によっては、しっとり、ねっとり、カリッとした食感にもアレンジ可能。飽きずに楽しめるのも魅力♪
さつまいもは栄養豊富で毎日のご飯にぴったり
さつまいもには、子どもの成長に欠かせない以下のような栄養素がバランスよく含まれています。
・食物繊維
・カリウム
・ビタミンC
・ビタミンB群
特に食物繊維は、便秘がちになりやすい幼児期のお腹の調子を整えるのに役立ちます。
また、白ごはんだけでは摂れない栄養を補える点でも、日々のご飯にプラスするのに最適な食材です。甘みがあるのに血糖値の上昇がゆるやかな「低GI食品」でもあり、おやつ代わりとしても安心して取り入れられます。
子どもが喜ぶ!さつまいもレシピおすすめ3選

さつまいもは、おかずにもおやつにも使える万能食材。調理の仕方によって味や食感が変わるので、子どもも飽きずに食べられます。
ここでは、忙しい日でも手軽に作れる、子どもに人気のさつまいもレシピを3つご紹介します。
レンジで簡単!五目さつまいも煮レシピ
火を使わずに作れる「五目さつまいも煮」は、忙しい日にもぴったりの時短メニュー。さつまいもに加えて、にんじん・ひじき・大豆などを加えれば、栄養バランスもアップします。
【材料】
・切り干し大根…40~45g程度
・さつまいも…小1本
・人参…1/2本
・大豆…1パック
・ひじき(水で戻したもの)…50g
・砂糖…大さじ1/2
・みりん…大さじ1
・しょうゆ…大さじ1
※味付けは目安なので、お子さんに合わせて調節してください♪
【作り方】
①ボウルに、ひじきと切り干し大根を入れて戻す。
さつまいもは千切りにし、水にさらす。

②人参を千切りにする。

③耐熱容器に調味料を全て入れ、よく混ぜる。

④水につけていた
・ひじき
・切り干し大根
・さつまいも
をザルに上げて軽く水気を切る。

切り干し大根が食べにくそうな場合蛙は、キッチンバサミなどで食べやすい長さに切って使ってね♪
⑤大豆、人参、④を③に入れてふんわりラップをし、電子レンジ600wで7分加熱する🔥

⑥加熱後よく混ぜたらふんわりラップをし、再度電子レンジ600wで7分加熱する。

⑦加熱が終わったらよく混ぜる。

さつまいもに火が通っていたら、味が馴染むまでよく冷ましてできあがり✨🙌


冷凍OK!1食分ずつ分けて冷凍しておくと、便利だよ♪
さつまいもと豚肉の煮物レシピ
ボリュームが欲しいときに便利なのが、豚肉とさつまいもの煮物。甘辛い味付けでごはんが進む定番おかずです。火の通りやすい食材を使えば、調理時間も短くて済みます。
【材料】
・さつまいも…300g(中1本、小2本くらい)
・豚こま肉…200g
・玉ねぎ…1/2個
・人参…小1本
・オクラ…2本
・水…1/2カップ
・しょうゆ…大さじ2
・みりん…大さじ2
※オクラがない場合は、さやえんどうや絹さやなど、お好みの緑の野菜で代用してください。
【お肉の下味用】
・片栗粉…大さじ1
・しょうゆ…小さじ2
・みりん…小さじ2
【作り方】
⑴さつまいもを食べやすい大きさに切り、ボウルにつけておく。

⑵豚肉をひと口大に切り、下味用の調味料をもみこんで片栗粉をまぶしておく。

豚肉を切るときは、キッチンバサミを使うのも手。包丁やまな板を使わなくていいから、時短&楽ちんになるよ♪
⑶⑴のさつまいもをザルにあげ水を切ったら、フライパンに入れる。

⑷玉ねぎを薄切りにし、⑶に重ねる。

⑸人参を乱切りにし、⑷に重ねる。

⑹下味をつけておいた豚肉を⑸に重ねる。

⑺分量の水を入れてフタをし、中火にかける。

⑻沸騰してきたら半量のしょうゆ、みりんを入れる。
⑼豚肉の色が半分くらい変わったら、残り半量のしょうゆ、みりんを入れ、弱火で10分ほど蒸す。
⑽さつまいもに火が通ったら、食べやすい大きさに切ったオクラを入れてフタをし、2分ほど蒸したらできあがり!

炊飯器で失敗なし!さつまいもケーキの作り方
甘いものが好きな子どもには、さつまいもを使ったケーキがおすすめ。炊飯器を使えばオーブンいらずで手間も少なく、焼き加減の失敗もなし。おやつにも朝ごはんにもぴったりです。
【材料】
・卵…2個
・砂糖…30g
・きな粉…30g
・さつまいも…300g
・豆乳(牛乳でもOK)…150g
・薄力粉…150g
・米油(溶かしバターでもOK)…20g
・ベーキングパウダー…8g
【作り方】
① さつまいもを食べやすい大きさに切り、水に浸してあく抜きをする。


蓋つきの耐熱ボウルがあると、電子レンジで加熱するときや保存するときに便利♪
② あく抜き後ザルにあげ、耐熱容器に入れて電子レンジ600Wで3分ほど加熱する。

※炊飯器で加熱するので、完全に柔らかくなっていなくても大丈夫です。
③ ボウルに卵を入れよく混ざったら、砂糖を入れてさらに混ぜる。
④ ③に豆乳を入れよく混ぜたら、米油を入れてさらによく混ぜる。
⑤ ④に薄力粉ときな粉を入れ

よく混ぜたら、ベーキングパウダーも入れてさらに混ぜる。
⑥ ⑤にさつまいもを入れて、よく混ぜる。

⑦ ⑥を分量外の油を薄く塗った炊飯釜に入れて

通常モードでスイッチオン!
⑧ 炊き上がったら釜から出し、

食べやすい大きさに切ったらできあがり!
子どもとの食育に使える!さつまいもの活用アイデア

さつまいもは、ただ食べるだけでなく、子どもの「食」に関する学びを広げるきっかけにもなります。季節の話をしたり、一緒に料理をしたりする中で、食材への興味や自分で食べる力が育っていきます。
ここでは、さつまいもを活用した食育のヒントをご紹介します。
季節感を伝える食材として紹介する
さつまいもは、秋の味覚として親しまれる食材です。スーパーに並ぶ時期や、焼き芋の香りが漂う季節に話題を広げることで、子どもに「季節を感じる食べ物」の存在を自然に伝えることができます。
たとえば、「秋になるとさつまいもがおいしくなるね」「このお芋、どこで採れたのかな?」といった会話を通じて、食材が「ただのごはん」ではなく、自然や旬とつながっていることに気づくきっかけになります。

こうした小さなやり取りが、子どもの感性や食への関心を育てる第一歩になるから大事♪
子どもと一緒に調理する
さつまいもは、皮をむいたり切ったり、つぶしたりと子どもが手伝いやすい工程が多い食材です。一緒に調理をすることで、「できた!」という達成感や、自分で作ったものを食べる喜びを感じるきっかけになるでしょう。
こうした体験は、忍耐力・自己肯定感・協調性などの「非認知能力」を育むと言われています。例えば、順番を守る、材料を丁寧に扱う、最後までやりきるといった行動が、自然に身につくのです。
日常のごはんづくりに、ほんの少し子どもを巻き込んでみるだけでも、大きな学びにつながります。
食材の背景や産地に触れることで「食べることへの意味」を深める
食卓に並ぶさつまいもが「どこで、誰が、どうやって作ったものか」を子どもと一緒に考える時間は、食への興味と感謝の気持ちを育てる大切な機会になります。
例えば、産地の名前を地図で探してみたり、農家さんの写真が載ったパッケージを一緒に読んだりするだけでも、「食べ物の向こう側」が見えてきます。
こうした会話の積み重ねは、「ただ食べる」から「ありがたく食べる」への意識の変化を促し、子どもが食事を大切にする姿勢を育てていきます。
まとめ|今日から1品、さつまいもを取り入れてみよう

子どもが喜んで食べてくれて、栄養もとれるさつまいもは、忙しい毎日の食卓を支える心強い味方です。
ご紹介した3つのレシピは、どれも手軽に作れて、冷凍や作り置きにも対応できるものばかり。さらに、季節感や食育にも活かせる食材として、日々の会話や体験にもつながっていきます。
まずは今日のごはんに、1品だけでもさつまいもを取り入れてみませんか?きっと、子どもの笑顔が増えるヒントになるはずです♪