- 子どもの水分量が足りているか心配
- コップ飲みを始めたいけれど、練習方法がわからない
- 練習に使うコップが欲しいけれど、何を選んだらいいか決めきれない
暑さが増してきて、水分補給が気になる季節です。「そろそろコップ飲みの練習を始めた方が良いのかな?」とお思いの方も多いでしょう。
赤ちゃんがコップで上手に飲めるようになるには、少しずつの積み重ねが大切です。 でも「むせてしまう」「こぼしてばかり」「なかなか上達しない」と悩むことも多いですよね。
間違った方法で練習してしまい、赤ちゃんがコップ飲みを嫌がるようになったり、練習に長い時間がかかってしまうのは避けたいでしょう。
そこで今回は、コップ飲みのステップを楽しく進めるためのコツや、おすすめのサポートグッズをご紹介します。
いつから?コップ飲みの練習を難しいと感じずに進める基礎情報

コップ飲みの練習は、赤ちゃんにとって難しいものです。いきなり始めるとわからないことが多く、親子共にコップ練習がストレスになってしまうかもしれません。
スムーズにコップ飲みに挑戦できるよう、練習を始める前に知っておきたい基本の知識を把握しましょう。
どのくらい飲めばOK?水分補給量の目安
子どもに必要な水分量には個人差があり、目安量の求め方にもいくつか方法がありますが、今回は計算がしやすい以下の求め方をご紹介します。
時期 | 目安の水分量 |
---|---|
生後0〜11ヶ月 | 体重1kgあたり約150mL |
1~6歳 | 体重1kgあたり約100mL |
小学生 | 体重1kgあたり約80mL |

この量には、みそ汁やスープなど、食事からとる水分量も含まれるよ(^^♪
【体重8㎏の赤ちゃんの場合】
約150ml/日×8㎏=約1,200ml
たとえば、8kgの赤ちゃんなら約1,200mLほどが1日の量の目安です。
ただし、この量はあくまでも目安です。体質やその日の活動量によって、変わる場合も多くあります。無理に制限せず、赤ちゃんの欲しがる量に応じて調整していきましょう。
いつから?コップ飲みを始める目安の時期
コップ飲みは、国立成育医療研究センターの資料では9〜10ヶ月頃からが適切とされますが、離乳食の開始の生後5〜6ヶ月ごろから練習を始める家庭もあります。
最終的に1歳6ヶ月ごろまでに身につけることを目標に、練習を始めていけると良いですね。
ただし、赤ちゃんの成長には個人差があります。どのタイミングで始めるかは、お子さんの発達や様子を見ながら決めていきましょう。
参考:国立研究開発法人国立成育医療研究センター「乳幼児健康診査身体診察マニュアル」
コップ飲みとストロー飲みはどちらから?
「コップ飲み」と「ストロー飲み」、どちらから練習を始めればよいか迷う方も多いでしょう。
コップ飲みから始めると、舌や唇のバランスが整いやすい、お口の成長が促されるとされている一方で、ストロー飲みは赤ちゃんが理解しやすく、スムーズに練習に入れるという利点があります。
個人的にはコップ飲みから始めた方が良いという話を聞く機会の方が多く、がんばってコップ練習に取り組んでいたのですが、息子が特になかなかうまくならずで…。

水分補給ができずに熱中症になったりしても大変だから、ストローも同時に使っていく方法もアリだよとアドバイスをもらったよ♪
コップ飲みの練習をしつつ、外出時で汗をよくかいているときは飲みやすいストローを使うなど、お子さんの成長に合わせて、柔軟に取り入れていく方法を検討するのも選択肢の1つです。
コップ飲みの練習を難しいとつまづかずに進める方法3ステップ

コップ飲みの練習は赤ちゃんにとって難しいため、進め方を間違うとコップ飲みを嫌がったり習得までに時間がかかってしまうかもしれません。
正しい進め方でコツをつかみ、最短での習得を目指しましょう。
スプーンを使って感覚をつかむ
いきなりコップを使うのは難しいため、まずはスプーンでの練習から始めてみましょう。大きめのカレースプーンを使うほか、れんげを使ってもOKです。
スプーンで少量の飲み物をすくったら赤ちゃんの口元に運び、すすって飲む感覚を練習していきます。


この時、スプーンは横向きにするのがコツだよ♪
この段階で「液体をくちびるに触れさせて飲み込む」動きを学んでいきましょう。
小さな容器に移行して慣らす
スプーンに慣れてきたら、小さめの容器にステップアップしていきます。
- おちょこ
- ペットボトルのフタ…など
赤ちゃんの口の幅に合った容器を使うとスムーズです。
容器のふちをくちびるで軽くはさんだら、赤ちゃんがすすって飲むのをゆっくり待ちます。一度すすったら口元から容器を外し、「少しずつ・確実に」を意識して進めていきましょう。
子ども用コップに挑戦する
小さい容器で上手に飲めるようになったら、子ども用のコップへと移行します。

このときはコップを傾けすぎないよう、あごが上がりすぎないように支えてあげると、上手くいきやすくなるよ。
飲む量の加減や角度の調整も、少しずつ身についていきます。
慣れてきたら自分で持たせて、自立への一歩を応援してあげましょう。
コップ飲みの練習が難しいと悩む前に使いたい便利グッズ集
コップ飲みの練習は難しいからこそ、どんな道具を使って練習するかが大事です。コップ練習がしやすく、成功しやすいコップを選べば、赤ちゃんのやる気や上達をサポートしやすくなります。
ここからは、コップ練習の際におすすめの便利アイテムを5つご紹介します。
ぴったんコップ
透明なボディで中身の量が見やすく、飲みすぎやむせを防げる安心設計です。
鼻に当たる部分がU字にカットされており、自然な姿勢で飲みやすいのが特徴。
環境ホルモンを含まない素材で作られているため、衛生面でも安心できます。
のみやすいコップマグ
飲み口とパッキンが一体型になっているため、お手入れがラクなのが嬉しいポイント。
倒してもこぼれにくい構造なので、外出先や車内でも使いやすいです。
\20日までクーポンあり!/
ミラクルカップ
逆さにしてもこぼれにくい特殊構造で、唇をつけたところだけ飲み物が出てくる仕組みです。
どんな角度で傾けても中身がこぼれにくく、テーブルや洋服を汚す心配がありません。
フタ付きで持ち運びも安心。外出時のコップ飲みにも最適です。
コップレッスンマグ
360度どこからでも飲めるユニークな設計で、上唇を使って自然な飲み方ができるように導いてくれます。
唇の閉じ方を覚えることで、舌の飛び出しも防げるのが特徴です。
シンプルな形状でお手入れも簡単。マグパーツの付け替えもできて便利です。
つよいこグラス
中央にくびれがあり、手の小さな赤ちゃんでもしっかり持てるデザイン。
両手でも片手でも扱いやすく、大人と同じグラスを使っているという気持ちがやる気にもつながります。
日本製で強化加工されているため、割れにくさも安心材料のひとつです。
\親子で一緒に使っても◎!/
コップ飲みの練習を難しいと感じないためのコツ

コップ飲みの練習は難しいと感じやすいものですが、せっかく練習をするのであれば前向きな気持ちで練習ができると良いですよね。
楽しく練習に取り組むためのコツを紹介するので、取り入れやすいものから挑戦してみましょう。
濡れても大丈夫な環境づくり
コップ飲みの練習では、どうしてもこぼしてしまうことがつきものです。でも、お部屋が濡れるのことを思うと、コップ飲みの練習がストレスになることも少なくありません。
そんなときは、お風呂やベランダ、水遊びの延長で練習すると気楽に取り組めます。
わが家でもお風呂タイムを活用して練習しましたが、濡れても気にならない環境だと子どももリラックスできて、楽しく練習ができました。

これからの暑い時期は、コップ練習のスタートに向いているよ♪
コップ選びのポイント
おすすめは、以下の特徴のあるコップです。
- 軽い
- 小さめ
- 透明
縁が薄いと唇にフィットしやすく、少ない力でも飲みやすくなります。透明だと中身が見えるので、サポートがしやすくなりますよ。
できれば取っ手のないタイプは、両手でしっかり支える動きを引き出しやすく、自然な手首の使い方が育まれると言われますが、手の力がまだ弱い赤ちゃんには、取っ手付きコップの方が成功しやすいかもしれません。
お子さんの成長や好みに合わせて、使いやすいコップを選びましょう。
心にゆとりを持って
コップ飲みは、一度でできるようになるものではありません。何度もこぼしたり、うまく飲めなかったりすることがあって当然です。
大切なのは、焦らずにゆっくりと見守る気持ちです。今日は難しかったことも、明日には少しできるようになっているかもしれません。
赤ちゃんのペースを大切にしながら、コツコツ練習の機会を作っていきましょう。
まとめ|コップ飲みの練習は難しい!お子さんのペースで進めよう
コップ飲みは、すぐに上達しないことも珍しくありません。こぼしたり、飲みすぎたりしながら、少しずつ慣れていきます。
急がず慌てずに、お子さんのペースに合わせて進めていくことが大切です。家の中やお風呂など、練習しやすい環境をつくるだけでも、気持ちに余裕が持てますよ。
親子でコツコツ取り組みながら、少しずつコップ飲みのステップを進めていきましょう。